Tiptop Audio | ATX1 VCO

34,700円(税込38,170円)

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ATX1 VCOは、伝統的なオールアナログ・ノコギリ波コアのVCOで、ART、1V/Oct、LFOの3つの動作モードを切り替え可能です。ARTモードを使用することにより、マルチモノ・パッチからディスクリート・アナログ・ポリフォニック・シンセを構成するために設計されています。

ARTモードを使用する場合、ATX1は温度変化を考慮したチューニングを行います。1V/Octモードでは、ATX1は一般的な旧式のVCOモジュールとして動作します。LFOモードは、周波数レンジを下げ他のATX1にビブラートをかけるにのに適しています。ATX1は手動またはCVコントロールで可変な波形を出力を持ちます。

ARTモード専用のGate出力は、ボイス・エンベロープやそのボイスにシンクしたモジュレーションを管理します。

モード切り替え

ARTモード – 赤色に点灯

ARTは、Tiptop Audioが開発した高速デジタル・プロトコルで、1V/Octピッチ電圧を信頼性の高い安定した数値に置き換えます。また、ARTはMIDIコントロール源からの他の演奏データも同時に取扱います。

FREQUENCYノブは、入力されるノート値に対してのオクターブ・オフセットを設定します。左(反時計回り)に回しきると1オクターブ下、中央(12時)ではオクターブ変化なし、右(時計回り)に回し切ると1オクターブ上となります。

FINEノブは、チューニングのオフセットを設定します。左側に回す場合ピッチは最大で1半音下まで、右側に回す場合ピッチは+1から+12(1オクターブ)半音上まで設定できます。

これら2つのノブの組み合わせは複数のATX1でのコードの生成とリッチなデチューン・サウンドの生成を可能にします。FINEノブは、ATX1が想定されるピッチをわずかにずらすことがあるので、ATX1がチューニング通りに発音していないと感じた場合は、必ずFINEノブの位置を確認してください。

GATE OUTはARTモードでのみ有効となります。VCAレベルやフィルターカットオフなどを制御するエンベロープ・ジェネレーターに接続して使用できます。

複数のATX1で同じノートを演奏するには、スタッカブル・ケーブルまたはパッシブ・マルチプルを用いてART信号を複数台に送信してください。この方法で接続された場合、すべてのATX1は同じGATE OUT出力を共有するということになるので、そのうち1台のATX1のGATE OUTのみを使用します。

1V/Oct – 黄色に点灯

このモードは、ユーロラックにおいて標準で使用される1V/Octaveアナログ電圧をピッチ制御に使用します。ATX1は、幅広いオクターブ範囲で追従しますが、このモードはART規格ではないモジュールとの互換性を保つためのみに搭載されています。

FREQUENCYノブでVCOピッチの大まかな調整を行い、FINEノブで更に正確なピッチ調整を行います。

LFO – 点灯なし

1V/OctまたはARTでのレンジよりも更に低い周波数レンジへ設定します。ART IN端子にCV信号を送ることで、周波数を変化させることができます。このモードでATX1は、非常に低い周期の周波数から可聴域まで出力することが可能です。

FREQUENCYノブでLFOピッチの大まかな調整を行い、FINEノブで更に正確なLFO速度の調整を行います。

FM INPUT

VCOの周波数を変化させるためのアナログ電圧入力です。3つのすべてのモードで動作します。

ノブは入力された電圧がどの程度周波数変調させるかを調整します。

ARTモードでは、FMはビブラート効果の範囲でのみ作用します。

PWM

このコントロール部では、「オン」時間(デューティ・サイクル)に対する矩形波のパルス幅を、数%からほぼ100%の範囲で変化させます。ノブはパルス幅の手動調整を行い、CV入力はPW値のオフセットを調整します。

WAVE MIX

このコントロール部では、ATX1から出力される波形をサイン波、三角波、ノコギリ波、矩形波まで連続可変させることができます。外部CV入力による波形変化は、倍音を変化させるフィルターのような効果を発生します。

SYNC IN

外部VCOの信号を入力することでATX1をその外部VCOの波形にハード・シンクさせることができます。これにより、標準的な波形やFMを用いた音色よりもさらに激しいサウンドを生成できます。

GATE OUT

ARTモードでは、ノート・オン時に立ち上がり、ノート・オフ時に立ち下がるゲートを出力します。ARTのパッチ・システムではオシレーターが対象のエンベロープと関連づけられることで、それらが一つのボイスとして駆動することもたらします。これにより、従来のユーロラック・システムに比べてよりシンプルかつ簡潔にポリフォニック・パッチを実現できます。

AUDIO OUT

オシレーターの波形を出力します。

※ARTモードを使用する場合は別売のOctopusもしくはQuantizerが必須です。それらが無い場合でも1V/Octモード、もしくはLFOモードを選択することで通常のアナログVCOとして使用可能です。

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